設立40周年記念式典を挙行~功労者21名はじめ749名を表彰~
平成29年9月13日(水)午後2時よりパレスホテル東京(東京都千代田区)において全国社会保険労務士政治連盟(以下「全国政連」という。)設立40周年記念式典が開催された。
全国政連は、社労士の社会的・経済的地位の向上を目的として昭和52年6月に全国社会保険労務士制度推進連盟の設立後、昭和57年2月に全国社会保険労務士政治連盟に改組されて以来現在に至っている。その間、都道府県社会保険労務士政治連盟(以下「都道府県政連」という。)と連携して、8回に亘る社会保険労務士法改正時の国会対応をはじめ、全国社会保険労務士会連合会(以下「連合会」という。)の進める重要課題に対して様々な政治活動を行ってきた。
全国政連にとっては、平成19年12月に開催した全国政連設立30周年記念式典、平成24年11月に開催した全国政連設立35周年記念式典に続いて3度目の周年事業の開催となった。40周年記念事業の開催にあたり、副会長・幹事長・幹事長代理がメンバーとした「全国政連設立40周年記念事業実行委員会」を設置し、準備を進めた。実行委員長には富田弘副会長(東京政連)が就任し、事業内容等について検討を行った。
第Ⅰ部 記念式典
第Ⅰ部の記念式典では、自由民主党社会保険労務士議員懇談会会長森英介衆議院議員、公明党社会保険労務士議員懇話会会長井上義久衆議院議員、民進党社会保険労務士議員懇談会幹事枝野幸男衆議院議員、関係団体からは日本弁護士政治連盟平山正剛元理事長、小島忠男日本税理士政治連盟会長、小林健彦日本税理士政治連盟幹事長、椎名勤全国土地家屋調査士政治連盟幹事長、岩本研日本薬剤師連盟幹事長がご来賓として臨席いただき、全国の会員を含めおよそ300人出席のもと開催された。
富田実行委員長の開会の辞の後、堀谷義明会長が式辞を述べ、森英介自由民主党社会保険労務士議員懇談会会長ら4氏からの式辞と続き、日頃の全国政連の活動に対する感謝の言葉が送られた。
その後、40周年記念会長表彰として功労者表彰(21名)及び永年勤続表彰(749名)の授与が行われ、受賞者を代表して村田拓代氏(山口政連)から謝辞が述べられた。
最後に、舘岡睦彦副会長(秋田政連)の閉会の辞をもって第Ⅰ部の記念式典は終了した。
第Ⅱ部 記念講演
第Ⅱ部の記念講演では、財務大臣・金融政策担当大臣を兼務され、日本経済の中枢を担う麻生太郎副総理大臣にご登壇いただき、「これからの日本経済と財政について」と題した講演が行われた。
同氏は、日本は長く続いたデフレ不況から脱却しつつあり、有効求人倍率等の数値からも読み取れるとおり、景気は回復傾向にあると解説。
しかしながら少子高齢化により今後ますますの労働力の低下が予想されることから、企業において内部留保している利益を生産性向上を目的とした設備投資に回し、また従業員の賃上げ資金に充当するよう促していくため、政府として必要な施策を行い、国力を強めていきたいとし、社労士にもぜひその一役を担ってほしいと締めくくった。
かつて企業の経営者として手腕を発揮し、第2次安倍内閣の発足から一貫して経済政策に携わる同氏の軽快な講話に会場は大いに沸き、講演は大好評のうち終了した。
第Ⅲ部 懇親パーティー
午後5時より第Ⅲ部懇親パーティーが行われ、国会議員・関係団体役員を招待し、全国の会員を含め630人が出席する近年稀にみる華やかなパーティーとなった。
井出邦良副会長(広島政連)の開会宣言、堀谷全国政連会長の挨拶ののち、安倍晋三自由民主党総裁からの祝意のメッセージが披露された。続いて、森英介自由民主党社会保険労務士議員懇談会会長、井上義久公明党社会保険労務士議員懇話会会長、前原誠司民進党社会保険労務士議員懇談会会長、加藤勝信厚生労働大臣、中川雅治環境大臣、漆原良夫公明党中央幹事会会長などからご挨拶を頂戴した。
国会議員からのお祝いの言葉が続いたのち、村越進日本弁護士政治連盟理事長の乾杯のご発声により歓談が始まった。
目下政府が「働き方改革」を推し進める中、会場では多くの国会議員から社労士が担う役割の重要性について熱意の篭った激励が飛び交い、これも堀谷会長を中心とした全国政連・都道府県政連のこれまでの諸活動の成果が実を結び、制度理解が深まっていることを実感。政治連盟の活動が重大な要であることを再認識したところである。
午後6時30分、小嶌招啓副会長(愛知政連)の閉会宣言により散会した。
※役職は開催当時
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設立35周年記念式典